とろろは、昔から体に良い滋養食として有名ですが、最近ではヘルシーなダイエット美容食として人気があります。とろろには、老化防止のアンチエイジングや保湿効果も高く、むくみ解消や整腸効果など、体に必要な栄養素や美容成分がたっぷりと含まれています。
今回は、そんなとろろの美容と健康効果と一番おいしいシンプルなとろろご飯の簡単作り方レシピをご紹介します。
とろろって?
山芋をすったものがとろろです。別名、「山薬(さんやく)」や「山のうなぎ」と呼ばれ、体に必要な栄養素であるビタミンBやC、カルシウム、ミネラルなどをたっぷり含んでいます。
中でもムチンという成分が特に体に優れた効果があります。
ムチンとは?
山芋はネバネバしていますが、このムチンがヌルヌル成分となっています。多糖類のガラクタンやマンナンなどがたんぱく質と結合したものです。また食物繊維の一種です。
ムチン効果はすごい
アンチエイジングと美肌に効果
細胞を活性化し、老化防止効果があり、また保湿力もあるのでお肌の乾燥を防ぎ潤いを与えてくれます。
便秘解消とむくみに効果
ムチンは食物繊維の一種で消化を促し、便秘改善に役立ち、デトックス効果があるのでむくみも改善してれます。また胃の粘膜をうるおし、保護する働きもあります。
疲労回復と免疫力を強化
タンパク質をムダなく活用させる働きがあるので、スタミナ増強に効果があります。
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とろろに含まれるムチンの効果的な食べ方
ムチンの持つタンパク質分解酵素は熱に弱いので、生のまま食べるか、短時間の加熱で食べるようにしましょう。
特に、ムチンは山芋をすってとろろにして「ネバネバさせる」ほうが体への効果が高まります。
とろろを擦るとき、山芋の皮はどうする?
山芋の皮は剥い擦っていることが多いですが、実は皮にも食物繊維がたっぷり含まれています。皮の部分にはアクが多いですが、アクはガンを予防する効果があるので、皮は剥かず皮ごと擦って食べる方が、美容と栄養効果があるのです。
山芋をよく洗ったら、ガスコンロなどで表面を軽くあぶると、ひげ根も簡単にとることができ、擦りやすくなります。
麦とろ飯の作り方
大麦は白米に比べ、食物繊維が約17倍も含まれ、パントテン酸という成分は自律神経を整え、トコトリエノールという成分は血中のコレステロール値を抑えたりと、とてもヘルシーな食品なんです。麦ご飯は消化に悪いと言われますが、とろろにはアミラーゼという消化酵素が含まれているので、一緒に食べることでしっかり消化吸収してくれるのです。
それでは、おいしいとろろの作り方です。
材料(1人分)
味はお好みで調整して下さいね。
山芋 10cm程度
本つゆ 25cc
水 75cc
醤油 大さじ半分
砂糖 大さじ1/4
トッピング:ネギ・海苔・梅・納豆・オクラ(お好みで)
- 本つゆ、水、醤油、砂糖を鍋に入れて煮立たせます。
- ガスコンロで軽くあぶった皮つきの山芋を擦ります。
- 麦ごはんにすったとろろをかけ、1で作った出し汁をかけて、お好みでトッピングして、出来上がり。
スタミナ不足になりやすい暑い日におすすめメニューです。
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